ALGuide2018
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13のところは、授業がはじまる前にシラバスを確認している学生数はまだまだ少ないというのも現実です。このような問題は、シラバスの運用上の課題であり、教員による積極的なシラバス活用と学生への周知によって解決する必要があります。授業の成果は教員が何を教えたかではなく、学習者が何を学び、成長したかということを測ることで確認されます。そのような考えに基づくと、授業の設計は、学習者がその授業にとりくむことで最終的にどのような状態になるのかという修了者像から考えて進めていくことで、効果的に学生を導くことができます。すなわち、まず初めに到達目標を考え、次にその目標を達成しているかどうか、達成しているならどの程度の水準で達成しているのかを確認するための評価方法と評価基準を考え、最後に学習者がどのように学ぶことでそれが可能になるかを踏まえた授業内容と授業方法を決めていくという流れで授業を設計していきます。この流れに沿うと、教員にとっては学生にどのように成長してほしいかという授業のねらいが焦点化することにもなり、学生にとっても、目標が明確なため、漫然と取り組むのではなく、成長イメージを持ちながら授業に取り組むことができます。本学では、学務情報システム「NU-Web」によって、シラバス作成と公開を全学的に運用できる環境を整えております。以下のWebページでは、シラバスの項目ごとに作成の要点と入力手順を動画で紹介しています。ご参照ください。http://www.innov.nagasaki-u.ac.jp/overview/fd/SyllabusFD.html※動画は学内のみで視聴可能です。

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