ALGuide2018
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16〈授業アンケートの趣旨〉本学では平成29年度より、学生自身の学修改善、授業担当教員の授業改善、学部や大学全体の教育改善に役立てることを目的とした「授業アンケート」を全ての開講科目で実施しています。平成28年度まで実施していた「学生による授業評価」は、授業設計や授業運営の適切さ、目標達成の程度といった授業担当者に対する評価を主としていたため、必ずしも学生自身の学修改善の機会を提供するものにはなっていませんでした。そこで「授業アンケート」では、新たに学修活動を振り返る質問を加えることで、学生自身が授業に取り組む姿勢(どのように学んだか)や、得られた学修成果(何を身に着けたか)について自覚することを促しています。このような「振り返り」は他者との関わり合いの中で自主的に学び続けるために必要な能力として注目されており、日本だけでなく米国やイギリスの大学教育政策のなかでも振り返る力を育成することへの注目が高まっています。(和栗 2010)授業アンケートは学生自身による学修行動等の省察および改善・向上を促すだけでなく、授業に対する満足感や授業改善のための意見を学生から聴取することによって、教員の授業改善の手がかりとなることが期待できます。また、成績と学修行動との関連等の多面的な分析により、本学の教育改善それぞれにおいて評価と改善のサイクルを駆動させ、教育の質保証の一助とします。〈実施対象科目と実施時期、実施方法〉実施対象となる科目は、本学において実施される全授業科授業アンケート5何を学び、どのように学んだかを振り返る。教員と学生が、共により良い授業をつくっていくための仕組み。

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