ALGuide2018
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はじめに本書は、学生のアクティブ・ラーニングを促すために長崎大学が全学的に取り組んでいる教育実践の工夫について紹介するために作成されました。一つひとつの授業で取り入れていただける手法の紹介だけでなく、全学的に実施している教育的な取り組みの説明も含まれています。はじめに、長崎大学が全学カリキュラム・ポリシーにおいて「学生の思考の活性化を促す手段」として位置づけるアクティブ・ラーニングにおいて何が大切にされるのかについて説明しています。次に、学生の到達目標を念頭においた授業設計の工夫についての説明と、実際の授業に取り入れていただけるシンプルな手法を紹介しています。また後半では、授業アンケートや学修ポートフォリオなど、学生の主体的な学修を促すための全学的な取り組みについても概略を説明しています。これらの工夫は、学生自身が学びとった知識を振り返って整理してより深い理解を伴って定着させることや、学び方そのものを省察して自立して学んでいく資質を養うための取り組みと言えます。省察することは学ぶことにおいて重要なことでありますが、教育的な働きかけによって促していくことが求められています。大学教育イノベーションセンター

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