ALGuide2018
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4アクティブ・ラーニングを授業に取り入れるときにどのような点に気をつければよいでしょうか。アクティブ・ラーニングでは、どうしても学生にどのような活動を求めるかという点に意識が行きがちですが、学生の活動(=外化)はなんらかの目的を達成するための手段です。その目的は、授業の到達目標ということになりますが、大きく分類すると、活動の種類と目的は次のように分類できるでしょう。A.授業内容の理解度を確認したり自分で考えたりする活動(質問への回答、授業内の小レポート、小テスト、振り返りシート、コメントシート、クリッカーなど)授業の最後に振り返りシートやコメントシートを用いて、学生にコメントを求める場合、学生が授業内容についてどの程度理解しているかを確認できます。また、そのシートで授業内容を踏まえて、考えを深めることを求めることもできるでしょう。授業内で教員が学生に対して質問をする(問いを投げかける)場合も、何かについての理解を確認する場合と、学生にそのことについてよく考えてほしい場合とがあるでしょう。B.多角的に考えるために他者と関わる活動(ペアワーク、グループワーク、ディベート、ディスカッションなど)グループワークやディスカッションなど、複数の学生で同じテーマについて取り組むことで、多角的に考える授業において学生の思考の活性化を促すための工夫2到達目標は何か、その目標の達成のための方法は何か。授業の目標に応じた活動のバリエーション。

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