ALGuide2018
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5ことが可能になります。自分一人で考えていただけでは気づかないような意見に出会えれば、学生にとっては大きな刺激になるでしょう。また、教員からそうした多角的なものの見方を与えられるより、学生同士の中から生まれた方が、理解しやすいということもあります。グループで一つのプレゼンを準備するという場合も、なぜグループで作業するのかというと「一人で考えるよりもいろんな人と考えた方がいろいろな角度から検討でき、対象について深く理解できるため」であると言えます。もちろん、協働作業には「役割分担」という意味合いもありますが、役割分担も、ある役割を担うことで、これまで気づかなかった点に気づくということが目的の場合は、多角的に考えるための手段と言えるかもしれません。C.技能習得のために実践する活動(問題演習、体験学習、実験、実習、実技、フィールドワークなど)何らかの技能を習得するためには、実際にやってみることが必要となるでしょう。実験の技術を身につけるために実験をするや、調査の仕方を身につけるためにフィールドワークをするなど、なんらかの技能を身につけることを目的に実践するような活動がここには含まれます。最終的にそうした技術を身につけるためには繰り返し何度も取り組む必要があるでしょうが、まずは実際に体験・経験することがその技術を身につけるための第一歩になるでしょう。D.問題解決のために知識を総合的に活用する活動(企画立案、論理的な解の提示、プロジェクト学習、卒業研究)これまで学んできた知識をどのように活用するかを問うような活動や、そうした知識を活用しないと解決できないような問題に取り組むような活動がここには含まれます。身の回りの問題を解決するために取り組む活動から、卒業研究のように学術的な問題に取り組む活動まで幅広い活動が含まれます。

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