LACS活用ガイドブック
50/83

49ています。パスワード制限は欠席者の他の場所からの閲覧を防ぐためです。また、印刷および編集制限は問題の拡散防止です。その他に閲覧期限の制限も実施しています。 (d)「解答用紙の提出先」 作成したファイルの提出機能は「課題」と「テスト」にありますが、詳細な「オプションの編集」を利用する目的で、「テスト」にて作成しています。利用可否を「複数回」としていますが、「カスタムのIPフィルタ」にて利用講義室からのアクセスのみとして、早期退席者の不正を防止しています。また、採点結果は別途掲示や「ファイル」にて掲示することを考えているために「結果/フィードバックの学生への表示」はチェックなしとしています。 2-4 出席確認表と成績速報などの掲示 以上の他に「ファイル」にて情報の公開を実施しています。図5に示すように、毎回実施しているミニテストによる出席確認にて、欠席者には「欠」、遅刻者には「遅」を記載して、学生に欠席もしくは遅刻レポートを課しています。また、課題演習は1週間で締切りですので、その演習を未提出の場合には「未」として、追加課題を与えて提出を促します。その他に中間・期末総合演習の採点結果や、最終評価も「ファイル」にて公開しています。 3 まとめ 以上、プログラミング演習にLACSを活用した事例を報告しました。筆者はWebClassを利用していたため、どうしても比較してしまい、利用していた機能に対して、これが出来ない、使用し難い、表現が違うなどの感想を多く記載してしまいました。新システムに慣れてくれば様々な機能や設定も便利に使用できるのかもしれません。 使用後の感想・留意点: ・ 解答用紙を「テスト」の提出機能で実施したため、学生の解答用紙を一括ダウンロードができず、個別にダウンロードして、オフライン採点しています。 ・ ここでも「コンテンツフォルダ」や「テスト」で設定した、「編集:表示開始日・終了日」や「公開条件:日付やメンバシップ」などの解除に戸惑い、閲覧可能時間になっても表示されないなどのトラブルを起こした。 使用後の感想・留意点: ・ 情報提供のために公開しているので、学生が見たのかを簡単に知りたいが、「統計情報の取得」は手軽な機能ではない。 図5 出席確認表 LACS活用事例編

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 50

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です