ティーチングティップス
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7   長大教員のためのティーチングティップス授業の構成・展開のパターンキーワード| アクティブラーニング02① 講義に少しのアクティブラーニング■3 0分に1回は、学生に問いかけて、考えさせる時間をとると少しでも能動的な学習につなげられます。■小テストはあらかじめ作っておく必要が出ますが、“先生自身が今回の授業の目標を決める”という意味でも有意義です。時間内容活動開始前回の授業の振り返りコミュニケーションカード(pp.42-43)返却、簡単に先生の印象を話す。5分講義一般的な座学30分転換解説した内容に関係する質問を学生にする。(必ずしも回答を求める必要はなく、考える時間を明確に与えることを主たる目的とする。)31分講義一般的な座学75分小テスト学生は小テストに解答する。80分小テストの答え合わせ自己採点学生が採点する。85分まとめ学生はコミュニケーションカードを記入。提出した学生から終了。② 初年次セミナーにアクティブラーニング時間内容活動開始前回の授業の振り返り振り返りシート返却、簡単に先生の印象を話す。1分目標の提示今日の授業の目標と内容を言う。5分ゼミ活動一般的な少人数の授業75分ラーニングセル学生は今日の内容で、本質だと思ったところのテストを作成する。80分問題を解く学生は交換し解く。83分答え合わせ学生同士で答え合わせをする。85分まとめ学生は振り返りシートを記入。提出した学生から終了。授業の内容を定められる幅は異なりますが、授業の方法は各教員が自ら決めることができます。アクティブラーニングは、グループワークやPBLだけではありません。特別に難しいことではなく、大人数授業でも、授業の目標にかかわらず可能です。アクティブラーニングは、「聞くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと」([5],p.7)とも定義されています。

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