teachingtips2019
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7③ 到達目標から逆算して授業を設計■目標の達成のために、前の授業の復習が必要な場合など、各授業の中での時間配分についてもあらかじめ考えておいたほうがよいでしょう。■目標と授業の回数がマッチするように、目標と内容を調整してください。■授業開始時までに詳細シラバスを作成して学生に配付できると理想的です。「目標」「評価方法」「授業内容」の3点を考えながら、授業設計を行います。その際、「目標」「評価」といった出口の部分を明確にして、入口に向かい遡った考え方で、各回の授業の内容を決めていきます。目標のために必要な課題のあり方、中間テストの有無なども含め、目標達成のための手段などについても考えていきます。シラバスは、Nu-Webシステムで閲覧可能ですが、詳しい内容を示すことには限界があります。授業開始時までに各回の授業内容と方法(どのような活動・課題をするのか)について詳しく記載したシラバスが完成していると理想的です。詳細シラバスをつくると、教員にとっては授業設計を熟慮することができ、また学生が目標に到達するまでのシナリオを作成することにも役立ちます。シラバスは、その授業の骨格となるものです。その肉付けに関しては、授業展開や学生の理解度などにより変化することが考えられます。次年度のシラバス、ひいてはその後の授業に活かせるように何らかの記録(講義備忘録・ティーチング・ポートフォリオ)を残しておくことが望ましいと言えます。

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