ガイドマニュアル(8月修正版)
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(10)学生への対応 学生から、モジュールについての問い合わせや科目に関する要望などがテーマ責任者に来ることがあります。わかる範囲で対応するとともに、必要な場合は科目の責任者と調整したり教育支援課につないだりすることになります。 (11)事務方との連絡・対応: 以上にみてきたように、テーマ責任者と事務方(教育支援課)とは連絡を取り合う機会が多いですし、また教養教育の状況把握や成果評価、カリキュラム改善等のために協力を求められることも出てきます。面倒に感じられることが多いかもしれませんが、教養教育改革は本学の重点課題ですので、どうかご協力のほど宜しくお願いします。 (12)モジュール科目小委員会への参加 全学モジュールの運営に関する議論は、おもにモジュール科目小委員会において行われます。委員は全てのテーマ責任者から構成されますので、テーマ責任者は本学の教養教育のリーダーとしての役割が期待されていると言っても過言ではありません。平成27年度秋から開始される第4クールは、これまでのモジュール方式の大きな修正となりますので、その運営をスムーズに行っていくことが当面の課題となります。 2.中核的な役割とは テーマ責任者の役割が多岐に亘っているため、他の多くの業務のなかで十分な対応ができないこともあるかと思います。いったい中核的な役割とはどのあたりになるでしょうか。 モジュール科目の成否が、結局学生の成長を促すものであるかどうかで判断されることを考えると、各授業の「状況把握」が中核的な役割といえるかもしれません。すなわち、シラバス調整の際に授業計画の確認を行い、LACSや授業参観によって所期の授業展開がなされているかを確認し、授業後の報告から成果と課題を確認する、といった、モジュール内の実施授業のモニタリングの役割です。もちろんその過程で、必要があれば改善の手立てを探ったり支援を要する学生のケアを検討したりすることがあるかもしれませんが、その際には適宜専門部署につないでいくことで(大教センターや教育支援課など)、自らのエネルギーはあまり使わないで済むようにしたいものです。 第4クールでは、これまでの8~9科目を束ねていたテーマ責任者と比較して、コーディネートの負担はかなり軽減されます。それでも、多忙な日常のなかでは負担感をもつことが少なくないかもしれません。まずは学生の学修に直結する授業の状況把握を核にして、全体の役割の構図を捉えていただければ幸いです。 (山地弘起)

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